マイコプラズマ肺炎の第一選択薬はジスロマック

マイコプラズマ肺炎とは、マイコプラズマと呼ばれる細菌によって引き起こされる肺炎のことをいいます。
マイコプラズマは主に気管支や喉に感染し、炎症を引き起こします。
咽頭炎や気管支炎、肺炎などの原因となりますが、特に肺で増殖するためマイコプラズマ肺炎を起こしやすいと言われています。

マイコプラズマ肺炎は、肺炎球菌などによって引き起こされる一般的な肺炎とは種類の異なる肺炎です。
6歳から12歳までの子供がかかりやすいとされており、8歳から9歳頃が発症のピークといわれています。

マイコプラズマ肺炎の症状には、喉の痛みや鼻水、鼻づまり、咳、痰が絡む咳、呼吸がしづらくなるといった症状があります。
また、発熱することもあります。
37℃程度の微熱の場合もありますし、39℃以上の高熱が出る場合もあります。
それから喘息であったり喘息気味の人は、症状が悪化しやすいとされており、ゼーゼーしたりヒューヒューする呼吸になることもあります。
また、マイコプラズマ肺炎にかかってしまうと、中耳炎や無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、溶血性貧血、関節炎といった合併症を併発してしまうこともあります。

マイコプラズマ肺炎の第一選択薬として、マクロライド系の抗生物質ジスロマックがあります。
マクロライド系の抗生物質は幅広い細菌に対して効果があるとされており、昔から医療機関でマイコプラズマ肺炎の第一選択薬として処方されてきました。
マクロライド系の抗生物質ジスロマックには細菌のタンパク質合成を阻害する作用があり、それにより細菌の増殖を抑えることができます。
マイコプラズマ肺炎の第一選択薬としてジスロマックを服用する場合には、用量や用法を守って正しく服用することが大切です。
抗生剤は症状が治まったからといって自己判断で服用を止めてしまうと、病原菌の耐性を高めてしまうことがあります。
ですから、処方された薬は最後まで飲み切り、完全に病原菌を死滅させることが重要です。

ジスロマックが効かないときは

マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系の抗生物質が第一選択薬として処方されてきました。
ところが、2000年頃からマクロライド系の抗生物質に対して耐性のあるマイコプラズマが増えてしまいました。
耐性菌は大きな社会問題にもなっています。
マクロライド系の抗生物質は幅広い細菌に対して有効なので、いたるところで使用されてきたことがその要因の1つと考えられています。

現在では耐性菌も知られるようになっており、抗生物質は最後まで飲み切るものとして知っている人も多いと思います。
ですが、以前は耐性菌に対しての知識がなかったため、処方された薬を飲み切らずに服用をストップしてしまうといった事例も多くありました。
その結果、細菌の耐性化を進めてしまう要因になったとされています。
マクロライド系の抗生物質に耐性のあるマイコプラズマが原因の肺炎の場合には、第一選択薬としてジスロマックを服用しても効果がありません。
特に子供の間ではマクロライド系の抗生物質に耐性のあるマイコプラズマ肺炎が増えていると言われています。

ジスロマックを服用しても熱が下がらなかったり、症状が良くならないといった時には、再び医療機関を受診して診察を受ける必要があります。
マイコプラズマ肺炎は重症化してしまうと、脳炎や脳症を引き起こすことがあるので注意が必要です。
ジスロマックが効かない時には、ニューキノロン系の抗生物質やテトラサイクリン系の抗生物質が処方されるのが一般的です。
ニューキノロン系の抗生物質は比較的新しい薬なので、耐性を持つ細菌が少ないと言われています。
テトラサイクリン系の抗生物質は、マクロライド系の抗生物質と同様に細菌のタンパク質の合成を阻害して増殖を抑える薬です。

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ジスロマックはファイザー株式会社が販売している抗生物質の1つで、副作用が少なく使いやすいことで有名な薬です。様々な細菌に対して効果を発揮する薬ですので、どの病気に効くか、服用方法などについて詳しく紹介していきます。

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